絹の道

2018年10月29日

先日、八王子市郊外にある、「絹の道」を散策してきました。この道は江戸時代から、明治の初めごろに養蚕による絹糸を運ぶために利用された道でした。

八王子市の八日町付近から、横浜までの45キロぐらいの道ですが、当時のままの雰囲気を残しているのは、八王子市鑓水地区に残された、この短い区間だけです(1キロ程度)

絹の道の道標

普段、私が取り扱うポリエチレンや、ポリプロピレンなどの人工的な素材とは違い、天然繊維である絹(シルク)は、とても手触りがよく、軽くて当時の人達にとって高級な素材だったのでしょう。(現在もそうですが)

その後、絹糸の運搬は、人馬に代わって、鉄道にその役目はとられてしまい、絹の道は、50年ほどで、その役目を終えました。

絹の道の起点に近い、八日町の甲州街道沿いにある「荒井呉服店」は、ユーミンこと、松任谷由美さんのご実家です。

上記についての記述は、絹の道入口にほど近い「絹の道資料館」の資料を参考にさせていただきました。また資料館の係員の方には丁寧に説明していただき、感謝いたします。